1971年(昭和46年)発足。当時金沢大学教授でピアニストの故川口恒子氏(現名誉会長)が、大学は広く市民に貢献すべきである、という信念の元に、大学の音楽室を使用し演奏会を開催したことをきっかけに設立された。その後川口氏を会長とし県内の演奏家や指導者などが会員となり、会員の親睦と、本県ピアノ音楽文化の向上を図ることを目的とし活動している。川口氏は設立30周年を期に平成14年に会長を引退し名誉会長に就任、現在は東海林也令子会長の元、活動を続けている。尚、川口恒子名誉会長は平成14年に、長年にわたる県音楽文化向上への貢献が評価され、『勲三等瑞宝章』を受賞された。
 現在、会員数は、正会員・準会員(大学生以下)あわせて約170名である。
会の活動内容として、

若い芽のコンサート

若い芽のコンサート

■毎年4月 総会・懇親会 及び 「若い芽のコンサート」(各音楽大学の新卒者、及び30歳未満の会員によるソロ、連弾、室内楽等の演奏会)

■隔年に「若い芽のコンサート」いしかわ国際ピアノコンクールのガラコンサート

■秋には 会員による定例コンサート(ソロ・デュオ・室内楽)
・3~4年に一度 地元のプロオーケストラ「オーケストラ・アンサンブル金沢」とのピアノ協奏曲の共演(平成3年 発足20周年記念事業としてスタート)

■1月 新年会・サロンコンサート(会員による市内ホテルでの食事会及びミニコンサート)
その他、年に一度、国内外の講師を招いての公開講座・公開レッスン等

※これまでにお招きした主な講師:井内澄子氏(S47)、イエルク・デームス氏(S59)、館野泉氏(S60)、小林仁氏(S61)、パウル・バドゥラ=スコダ氏(S62)、マインハルト・プリンツ氏(S63)、海老沢敏氏(H1)、伊達純氏(H2)、三善晃氏(H7)、ヴェラ・ゴルノスタエヴァ氏(H9)、播本三恵子氏(H10)、ハリーナ・チェルニー ステファンスカ氏(H11)、池辺晋一郎氏(H15)、田崎悦子氏(H16)、ボリス・ペトルシャンスキー氏(H17)ナジ・ペーテル氏(H18)、若林顕氏(H19)

■ピアノ協会だより「ピアノフォルテ」の発行(年4回)

このように、演奏家・指導者それぞれのニーズに応じた事業を企画運営する事、
地元金沢ならではの、プロオーケストラ、「オーケストラ・アンサンブル金沢」との室内楽や協奏曲の共演を企画する事、会員相互のコミュニケーションを図り積極的に情報交換をすることが、広く石川県のピアノ音楽文化向上、発展に寄与するものと確信し、活動を続けている。